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『北海の熊』と『ジョバンニの島』

いつか綴ろうと思いながら、なかなかブログ画面を開こうという気分になれず。
季節が変わってしまいました。
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先週、『ジョバンニの島』がモスクワ国際映画祭に招待されたという記事を見かけ、 自分の中に区切りをつけよう、と。


2月に伯父がなくなりました。
細身で、西洋風な彫り深い風貌だったのに、何故か自らのことを「北海の熊」と称していました。
その理由は、誰にもわかりません。

伯父は、現在では少なくなりつつある戦争を知る世代の人で、小・中学生の一時期を樺太で過ごしたそうです。
親戚で集まりお酒がまわると、片言のロシア語を大きな声でまくしたてる。
そういった伯父の様子を幼かった私は『お酒にだらしがない。』といった、冷ややかな目で見ていました。

今でも覚えている単語は「ハラショー」と「スパシィーボ」

お線香番をしながら、伯父弟妹やその奥さんの話を聞き、初めて知ったことがありました。
樺太には豊饒な海があって、家業のお商売も成り立ち、生活はそれほど苦ではなかったらしいこと。
それが終戦後、樺太から北海道への引き揚げ際に財産の没収があったということ。

戦中・終戦後、きっと誰もが皆、たくさんの悲しみを乗り越えてきたのでしょう。
そして伯父一家が大変な苦労をしたことも、想像に難くありません。

でも伯父が昔、酔って発したロシア語は「素晴らしい」と「ありがとう」
妬みや恨み言などは、聞いた記憶がありません。
優しい人だったのです。

私は自分の冷たさと思いやりのなさを猛省すべきだと強く深く感じました。

そんな気持ちで3月半ばに観た、映画『ジョバンニの島』
北方四島のひとつ、色丹島が舞台の戦争映画です。
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伯父を重ねて観たこともあって、私は号泣でした。

どうして、この作品を上映する映画館が少なかったのか。
収益を得られないと判断されてしまったのでしょうか…。



オリンピック中盤あたりから表立って報道された、ウクライナとロシア間での緊迫情勢は今も尚、続いています。
この状態を北方領土返還と重ねて見たりもしていました。
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雪まつりで貰ったポケットティッシュ

四島が一括返還されるにこしたことはない。
けれど、70年の時を経ると島を故郷とするロシア人も多くいる。
それを慮って、友好地域といった具合に、2つの国の民が四島で共同生活をするとしても、いつか『親ロシア』を叫ぶ人があらわれることにより、今のウクライナのような状況に陥るのではないか、と。

視線をもう少しずらすと、韓国と中国の共同ジャパンバッシング。

時代が逆行するのではないかという、恐ろしさ。
これから、どんどん生きづらくなってゆくのかも知れないという不安感。

日頃、考え事をしない私のカラッポの頭の中に、一気に流れ込んできた難しすぎる時事に対し、勝手に袋小路に入ってしまったような、そんな冬と春でした。

いつか、このログを読み返した時、少しでも平和な方向に進んでいますように。
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2014-06-29 Sun 15:40 ∧top | under∨
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